<現在の一番の有力候補は亡命元皇太子のレザ・パーレビとされているが>
アメリカとイスラエルによるイラン全土への共同攻撃によって、最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイが死亡。イラン政府は抗戦を続けている。
現在、1979年のイスラム革命以来、最も不安定化しているイランの将来をめぐり、さまざまな疑問が渦巻いている。中でも大きな関心を集めているのは、ハメネイ亡き後、誰がイランの指導者になるのかという点だ。
1979年の革命で打倒されたイラン最後の国王モハンマド・レザ・パーレビの息子であり、現在はアメリカを拠点に活動するレザ・パーレビは、自らがイランの指導者にふさわしいと考えているようだ。彼は、王政復古ではなく民主的制度の樹立を目指すとした上で、自身をその指導者に位置づけている。
パーレビは「今は自宅にとどまり、落ち着いて安全を確保してほしい......適切な時期が来れば、最終行動のために再び街頭に出るよう呼びかける」と、アメリカとイスラエルによる爆撃開始直後、イラン国民に冷静さを保つよう呼びかけた。
「私のメッセージはSNSで確認してほしい。インターネットや衛星放送に障害が生じた場合は、ラジオを通じて連絡を取り続ける......我々は最終的勝利に近づいている。できるだけ早く皆と共にあり、ともにイランを取り戻し、再建したいと願っている」
半世紀前、故アヤトラ・ルーホッラー・ホメイニは亡命先のフランスから帰国し、パーレビの父からイランの実権を奪った。パーレビは、当時のホメイニと同じ道を望んでいるようだ。
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