[ハノイ 26日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・レーティングスは26日、ベトナムは大⁠規模インフラ事業投資に伴い財政赤字と公的債務の拡大が予想されるとして、銀行に資本バッファ⁠ーの増強を促した。

同国は成長促進と輸出依存型経済⁠の多様化政策の一環として野心的なインフラ整備計画に着手しており、昨年だけで計約2000億ドル規模の数百件に上る大規模事業⁠が立ち上げられている。

今年は財政赤字の国内総生産(GDP)⁠比⁠目標を4.2%に設定。昨年の3.8%から上昇し、債務負担の対GDP比も昨年の推定約33%から上昇するものの、ムーディーズによると、他国の40%前後の水準を2020年代末⁠までは下回るとみられる。

さらに、ラム共産党書記長の下で開始された広範な改革は銀行に恩恵をもたらし、不動産部門へのエクスポージャー軽減につながる見込みという。

ムー⁠ディーズは、不動産部門への融資の伸びは9月末時点で前年比42%と、22─24年の平均だった27%を上回ったとした上で、今年はエクスポージャーが安定するとの予想を示した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。