[10日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種とナスダック総合が反落して取引を終えた。一方、ダウ工業株30種は小幅上昇し、3営業日連続で終値ベースで最高値を更新した。市場はこの日発表の小売売上高の軟調な内容を消化しつつ、週内に予定される米雇用統計など主要経済指標の発表に注目している。

この日発表の経済指標は軟調で、2025年12月の米小売売上高は前月比で市場予想を下回ったほか、25年第4・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前年同期比で、伸びが21年第2・四半期以来、4年半ぶりの低水準となった。

CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む連邦準備理事会(FRB)が4月会合で利下げを再開する確率は36.9%と、前日の32.2%から上昇した。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルシーニ氏は、予想を下回る小売売上高のデータは「悪いニュースは良いニュース」だと言及。S&Pセクター別では特に、公益事業や不動産などの金利敏感セクターが上昇したことを指摘した。

その他のセクターでは、通信サービスの下げが最もきつかった。米グーグルの持ち株会社アルファベットの1.8%下落が重しとなった。同社は9日、米高格付け債市場で資金調達を実施し、IFRのデータによると、7本立てでシニア無担保債200億ドルを発行した。

その他の個別銘柄では、ウォルト・ディズニーやホームデポなどが2%超上昇し、ダウを押し上げた。一方、コカ・コーラは1.5%安。この日発表した決算で、25年第4・四半期の純売上高が市場予想を下回った。

一般消費財セクターでは、マリオットが一時、取引時間中に最高値を更新した。終盤では8.5%高で取引を終え、上昇率は1日として昨年4月以来の大きさとなった。この日発表の10-12月期決算(第4・四半期)で、提携クレジットカード関連手数料が35%上昇するとの見通しを示した。 

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.47対1の比率で上回った。一方、ナスダックでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.08対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は178億9000万株。直近20営業日の平均は206億8000万株。

   終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 50188. +52.2 +0.10 50193 50512 5011

14 7 .49 .79 5.03

 前営業日終値 50135.  

87

ナスダック総合 23102. -136. -0.59 23271 23310 2308

47 20 .22 .73 9.10

 前営業日終値 23238.  

67

S&P総合500種 6941.8 -23.0 -0.33 6974. 6986. 6937

1 1 49 83 .53

 前営業日終値 6964.8  

2

ダウ輸送株20種 19817. +63.3 +0.32

21 9

ダウ公共株15種 1111.6 +21.1 +1.94

1 1

フィラデルフィア半導体 8107.1 -55.4 -0.68

3 5

VIX指数 17.79 +0.43 +2.48

S&P一般消費財 1873.4 +8.40 +0.45

4

S&P素材 663.69 +8.45 +1.29

S&P工業 1472.1 +1.73 +0.12

7

S&P主要消費財 971.44 -6.13 -0.63

S&P金融 888.82 -6.76 -0.75

S&P不動産 271.36 +3.73 +1.39

S&Pエネルギー 826.33 -0.66 -0.08

S&Pヘルスケア 1809.7 -11.3 -0.63

8 9

S&P通信サービス 457.06 -3.88 -0.84

S&P情報技術 5567.0 -32.2 -0.58

7 5

S&P公益事業 448.64 +7.01 +1.59

NYSE出来高 13.87億

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 57900 + 300 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 57850 + 250 大阪比  

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