ダイムラーのメルセデスベンツの「F015」コンセプトカーは前輪がバンパー付近に装着され、ルーフは虹のようなラインを描く。

車は技術の進歩によって設計と製造過程が変化しつつある。特にEVは機械的、構造的に簡素化して従来よりも部品の点数が減り、プラットフォームや部品、製造過程の共通化が進んでいる。

こうした動きに伴って車のデザインも大きく変わりそうだ。

中国の新興EVメーカー、バイトンのカーステン・ブライトフェルド最高経営責任者(CEO)はインタビューで、EV化と自動運転化によって自動車は簡素化すると予想。今の車は4人から7人乗りが多いが、走行時間の70%は1人か2人しか乗っておらず、時速250キロの最高速度を誇ってもそんなスピードで運転する人はいないと指摘。未来の自動車は過剰な性能がことごとくそぎ落とされ、乗車人数が少なく、荷物スペースが広く、タイヤが小さくて最高速度を抑えたものになると考えている。

最高速度が低ければ流体力学を考慮する必要がなくなり、スタイルは箱型に近くなるという。「小型だが社内のスペースは1人か2人の乗車にはゆとりがあり、豪華になるだろう」という。

一方、メルセデスベンツのプロタクト・パワートレーン戦略ヘッドのヨハネス・ライフェンラス氏は、長距離走行に耐えるバッテリーを搭載するため、ホイールベースがかなり長くなると予想している。

(Norihiko Shirouzu記者、Joseph White記者)

[北京 24日 ロイター]
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