米ホワイトハウスは10日、ボサート大統領補佐官(国土安全保障・テロ対策担当)が辞任したことを明らかにした。当局者によると、9日就任したボルトン国家安全保障問題担当補佐官の要請によるものという。

トランプ政権は閣僚やスタッフの辞任や離職が後を絶たない。8日には国家安全保障会議(NSC)のアントン報道官の辞任が発表されたばかり。

ボサート氏は、昨年に大型ハリケーン「マリア」が直撃したプエルトリコでの災害対応やサイバー攻撃対策で中心的役割を担ってきた。

ボルトン氏に近い関係筋は、特定の分野で同氏が自身のチームを作るのに伴い、さらなる辞任があるかもしれないと語った。

上院外交委員会の委員である民主党のクリス・クーンズ議員は米CNNテレビに対し、ボルトン氏は「複数の大統領補佐官を排除あるいは早期退職させるために早速動いているようだ」と述べた。

関係者によると、ボサート氏は9日夜のある会合で米情報機関当局者や記者らと談笑していた際、辞任するそぶりを全く見せなかった。ただ、「トランプ氏に仕える誰もがそうであるように」、自身の将来については分からないと冗談交じりに語ったという。

サンダース大統領報道官は、トランプ大統領はボサート氏の「治安や安全保障への貢献に感謝している」とする声明を出した。ボサート氏は「国土をテロの脅威から守り、サイバー防衛を強化、一連の大規模自然災害に対応するための政権の取り組みを主導してきた」と評した。

[ワシントン 10日 ロイター]
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