[2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラが2日発表した第3・四半期の世界納車台数は前年同期比7.4%増の49万7099台と市場予想を上回り、四半期として過去最高を記録した。米国でのEV購入支援策終了前の駆け込み購入に押し上げられた。

ただ、米政府によるEV購入に対する税額控除措置が9月末で廃止されたことが今後の販売に影響するという懸念から、テスラ株は約5%下落した。

ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想は約44万3919台だった。

テスラは7500ドルの税額控除制度終了前に値引きや有利な融資条件、広告などを用いて販売促進を図った。

エボルブETFsの最高投資責任者エリオット・ジョンソン氏は「これが持続可能かどうかには懐疑的で、数四半期は低調が続く可能性がある」と指摘。第3・四半期の販売増加は消費者の関心の高まりというよりも、おそらく優遇措置を確保しようと需要が前倒しされたことを反映しているとし、投資家が「ニュースで売る」のは不合理ではないと述べた。

モーニングスターのシニア株式アナリスト、セス・ゴールドスタイン氏も「第3・四半期は好調だったが、主に米国の税額控除の失効により、第4・四半期の売上高は今年前半と同様に減少すると予想している」と述べた。

独立系アナリストのトロイ・テスライク氏によると、第3・四半期は「モデルY」改良版への強い需要が中国での販売を後押しした。

一方、中国勢による攻勢などを背景に、欧州での需要低迷は継続した。欧州自動車工業会によると、欧州・英国での販売は前年同期比22.5%減、市場シェアも1.5%に低下した。

ビジブル・アルファによると、2025年通年の納車台数見通しは約161万台で、前年を約10%下回る。この見通し達成には、第4・四半期に38万9498台の納車が必要となる。

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