Elizabeth Piper Andrew MacAskill
[リバプール(英国) 28日 ロイター] - スターマー英首相は28日、与党・労働党の党大会開幕に当たり、急速に支持を拡大する右派ポピュリスト政党「リフォームUK」に対抗するため、党内の結束を呼びかけた。
スターマー氏は、リフォームUKが政権を掌握すれば大量送還という「人種差別的な政策」を導入する計画だと非難。
世論調査によると、労働党の支持率はリフォームUKを大幅に下回っている。
同氏はBBCニュースに「われわれにはこれから人生最大の戦いが待っている。リフォームUKを打ち負かさなければならない。だからこそ、今は内省や自己中心的な議論をしている場合ではない」と語った。
次期総選挙は2029年まで予定されていないが、リフォームUKは、有権者の関心が高い移民制限を政策の柱としている。
スターマー氏は「不法移民の排除には賛成する。だが、合法的に居住している人々を対象にするのは全く別の話だ。それは人種差別的な政策であり、非道徳的だと考える」と述べた。
調査会社イプソスによると、スターマー氏に「満足している」と回答した有権者はわずか13%。「不満」との回答は79%に上り、1977年の調査開始以降、歴代首相で最も低い支持率となった。
スターマー氏は、批判を無視しているわけではないとし、有権者は「生活水準の改善」「公共サービスの向上」「治安の維持」という3点で評価を下すだろうと語った。