[モスクワ 17日 ロイター] - ロシア国営宇宙企業ロスコスモスのドミトリー・バカノフ社長は17日、米実業家イーロン・マスク氏が率いるスペースXが展開する衛星インターネットサービス「スターリンク」に対抗する事業の開発を進めていると明らかにした。

バカノフ氏は地元テレビ局のインタビューで、ロスコスモスは「惰性」から脱却し、より多くの若い人材を引き付ける必要があると主張。ロシアがスターリンクの代替システムを構築中で「既に軌道上では幾つかの試験機が検査され、量産機はそれに応じて改良されていく。われわれはこの分野で急速に前進している」と語った。

ロシアでは「ビューロ1440」として知られる企業が、世界的なブロードバンドデータ配信サービス向けの低軌道衛星システムを開発している。

またバカノフ氏は、マスク氏が2002年に打ち上げロケットとして大陸間弾道ミサイル(ICBM)購入を打診した際にロシアが拒否したことなど、過去の失敗からロシアは学んでいると述べた。

2015年に出版されたマスク氏の伝記によると、ロシア側は当時マスク氏を信用できない人物として歯牙にもかけず、マスク氏はその悔しさをバネにしてロシアの打ち上げ費用よりもコストを抑える方法を見つけ出したという。

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