[バチカン市  8日 ロイター] - カトリック教会の頂点に立つローマ教皇を決める選挙(コンクラーベ)がバチカンのシスティーナ礼拝堂で行われ、8日に実施された2日目の投票で米国出身のロバート・プレボスト枢機卿(69)が新教皇に選出された。

初の米国出身のローマ教皇となり、「レオ14世」と名乗る。選出後にサン・ピエトロ大聖堂の中央バルコニーに姿を現し、集まった信者らに「平和があなた方皆さんと共にありますように」とイタリア語で語りかけた。

レオ14世はシカゴ出身。長年にわたりペルーで宣教師として活動し、同国との二重国籍を保有する。2023年に枢機卿に任命された。ローマ教皇としては267代目となる。

トランプ米大統領は、米国出身の枢機卿が初めて新ローマ教皇に選出されたことは「大きな栄誉」とし、「レオ14世との面会を楽しみにしている。極めて意義深い瞬間になる!」と述べた。

ただ、プレボスト氏のXアカウントによると、これまでにトランプ氏とバンス副大統領の政策を批判する投稿も見られる。

イタリアのバチカン学者、マッシモ・ファジョーリ氏は、トランプ政権の風潮が直接反論できる米国出身の教皇を選ぶよう枢機卿らに影響を与えた可能性があるとの見方を示し、「トランプ氏は多くのタブーを破ってきたが、今回のコンクラーベも全く異なるやり方で同様にタブーを破った」と述べた。

新教皇は最有力候補とは見られておらず、サン・ピエトロ広場でその名前が発表されると、拍手が始まる前に一瞬戸惑いが漂った。

新教皇にゆかりのあるペルーのボルアルテ大統領は、Xでレオ14世の選出を歓迎し、「最も困っている人々に寄り添ってきたことはペルーの人々の心に消えない痕跡を残した」と投稿した。

一方、聖職者による性的虐待の被害者を支援する米団体SNAPは、新教皇の選出に「重大な懸念」があると表明し、プレボスト氏が過去にシカゴとペルーで性的虐待の疑いのある聖職者に措置を取らなかったと非難した。

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