Mei Mei Chu
[北京 5日 ロイター] - 中国政府は5日、2025年の年間穀物生産量目標を昨年の6億5000万トンから約7億トンに引き上げた。穀物や食用油など農産物の備蓄に充てる予算は前年比6.1%贈の1316億6000万元(181億2000万ドル)とした。貿易相手国との緊張が高まる中、食料供給を確保する政策を強化する。
中国は昨年の穀物・大豆輸入量が1億5700万トン余りと世界最大の農産物輸入国だが、米国とブラジルからの輸入に大きく頼る構造からの脱却を目指している。
国家発展改革委員会の報告は「耕作地管理の改善や技術の適用拡大による食糧生産戦略の遂行、さらには食料安全保障を確保する能力の向上により、こうした目標を達成するための基盤と支援体制は整っている」と指摘した。
コンサルティング会社トリビウム・チャイナの農業アナリスト、イーブン・ペイ氏は、昨年の穀物収穫量が過去最高だったことを踏まえれば、今回発表された生産目標は最低ラインであり、高望みした数字ではないと述べた。昨年の穀物収穫量は7億0650万トン。
通関統計によると、中国の昨年の農産物輸入額は前年比8%減の2150億ドルだった。