[ソウル 1日 ロイター] - 韓国の国土交通省は1日、航空機へのリチウム電池の持ち込みに関する制限を強化した。携帯電話や電子たばこに使用され、誤作動で発煙や発火、過熱などを起こす可能性があるためだ。韓国の措置は世界の航空便でリチウム電池の危険性が高まっていることを改めて浮き彫りにした。
新しい制限によると、韓国の航空会社便の乗客は1日から、モバイルバッテリーと電子たばこを客席頭上の収納棚に入れずに手荷物として携帯する必要がある。機内充電は禁止となった。
また、100ワット時のモバイルバッテリーは最大5個まで持ち込めるが、160ワット時を超えるバッテリーの持ち込みは認められない。バッテリーは透明のビニール袋に入れることが求められる。
韓国では1月28日、南部釜山(プサン)の金海国際空港で、離陸準備中だった格安航空会社(LCC)エアプサン機で火災が発生しており、リチウム電池持ち込みの制限強化は一般の搭乗者の不安に対応した措置。2月27日公表の事故調査の暫定報告書によると、乗客搭乗後に客席頭上の収納棚から出火した。乗客は全員退避し無事だった。