Nandita Bose Jeff Mason

[ワシントン 5日 ロイター] - バイデン米政権の高官は、トランプ次期政権で報復の標的となり得る議員や元議員などに予防的恩赦を検討すべきかどうか議論している。関係筋が明らかにした。

ある政府高官によると、バイデン氏はこうした議論について承知しているが、議論に参加はしていない。最終的には大統領が決断を下す。

バイデン大統領は1日、銃の不法購入・所持で有罪評決を受けた次男のハンター氏に恩赦を与えた。それまでは恩赦は出さないと述べており、与党民主党内でもこの措置に批判が相次いだ。

トランプ次期大統領が連邦捜査局(FBI)長官に指名したカシュ・パテル氏は、トランプ氏を批判した者に報復すると公言しており、現政権関係者は警戒を強めている。

恩赦の是非が検討されているのは、トランプ氏を公然と批判してきた元共和党下院議員リズ・チェイニー氏、新型コロナ対策に当たったアンソニー・ファウチ氏、トランプ氏に対する弾劾裁判を主導したアダム・シフ下院議員など。

合衆国憲法は大統領に広範な恩赦権を与えているが、起訴されていない犯罪に対する予防的恩赦はほとんど例がない。

ホワイトハウスの報道官はコメントを控えた。

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