完璧な仕事が求められる

周囲の環境が目まぐるしく移り変わる中で、競合他社のやり方をまねたり、過去の成功法を踏襲したりしても当初の目的が達成されるとは限らない。どのような目的で何を成し遂げようとしているのかという大原則に立ち返り、完璧の状態を目指すことがエヌビディア社員には求められる。

プーリ氏は「そうすることで、現在の環境のもとでの最善の計画を作り上げることができる。競合の動向や、競合に対してわれわれがどれだけ先行しているかは重要ではない」と解説する。

こうした経営哲学を実践してきたからこそ、エヌビディアは激動の半導体業界を生き抜いてきたといえる。

AIに注力する中で、現在は社内の技術者数も半導体などのハードウェア分野よりもソフトウェア分野のほうが多くなった。「半導体大手」という枕詞はもはやその実態にそぐわなくなりつつある。今もそれだけ、変化し続けているということだろう。

※当記事は「東洋経済オンライン」からの転載記事です。
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