トルコのエルドアン大統領は12日、ロッテルダムでのトルコ系住民集会に参加しようとしたチャブシオール外相の入国をオランダ政府が拒否したことを非難し、制裁を科すべきだと主張した。

トルコでは来月、大統領権限を強化する憲法改正案の是非を問う国民投票が実施される予定。エルドアン氏は特にドイツやオランダなど、欧州に住む多数のトルコ人に賛成を呼び掛けている。

オランダ政府は11日、チャブシオール外相が空路でロッテルダム入りするのを拒否し、その後もカヤ家族・社会政策相を出国するよう促した。

同政府はチャブシオール氏らの入国が望ましいものではなく、トルコの政治活動に協力するつもりはないと述べた。オランダでは今週の議会選挙で反イスラム政党が躍進するとみられ、世論調査によると、与党は約半数の議席を失う見込み。

エルドアン大統領はオランダ政府の対応について、「バナナ共和国(政治的に不安定な国)のようだ」と非難し、「欧州などすべての国際機関に対し、オランダに制裁を課すよう求める」と訴えた。

[アンカラ/ロッテルダム 12日 ロイター]
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