イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)は11日、当初の予定通り年内に50億ユーロの資本増強を進める計画を明らかにした。
国民投票を受けたレンツィ首相の引責辞任で政局が混乱することへの不安から、モンテ・パスキの増資引き受けを検討していた投資家は慎重姿勢を見せている。このため、同行は当初年内としていた増資完了を1月20日まで延長するようECBに要請していた。
ただ、関係筋が9日に明らかにしたところによると、ECBは期限延長を認めなかった。ECBは、延長は有益ではなく、イタリア政府は公的資金の注入を検討し始めるべきだとの見解を示したという。一方モンテ・パスキは、延長についてECBから正式な回答は得ていないとしている。
モンテ・パスキは11日、取締役会後に声明を発表。個人が保有する21億ユーロ相当の同行劣後債の株式との交換などの案が浮上しているという。ただ、これには当局の承認が必要となる。
[ミラノ 11日 ロイター]

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます