Jonathan Saul
[ロンドン 4日 ロイター] - 紅海で商業船3隻が攻撃された事件を受け、同海域を航行する船舶の戦争リスク保険料率が上昇し、商業船の安全運航への懸念も高まっていることが、海運・保険業界筋の話で4日分かった。
米軍は3日、紅海南部の国際水域で商業船3隻が攻撃されたと明らかにした。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、同水域でイスラエルの船舶2隻をドローン(無人機)とミサイルで攻撃したと発表した。
海運業界団体BIMCOの海上安全部門責任者、ヤコブ・ラーセン氏はロイターに「フーシ派はイスラエルやイスラエル人とつながりがある海上のあらゆるものを攻撃することが明らかになった」と指摘。
商業船は戦争兵器から自らを守るためにできることがほぼないとし、紅海からの航路変更が妥当な判断だと語った。
英ロンドン保険市場は紅海南部を高リスク地域に指定しており、船舶は同海域を航行する場合、保険会社に通知し、通常7日間の保険適用期間について追加保険料を支払う必要がある。
保険業界筋によると、戦争リスク保険料率は商業船攻撃前の先週は船舶の価値に対し推定0.03%だったのに対し、4日は0.05%─0.1%で推移。7日間の航行で数万ドルの追加費用が生じることになる。