[シンガポール 11日 ロイター] - 中国では独立系の製油所が安価なロシア産原油を積極的に購入しているが、決済がドル建てから人民元建てに移行する中、仲介業者を通じて原油を調達することが多いようだ。

業界関係者によると、大手の国有製油所は元建て決済の際、取引先のロシア企業から与信を受けられることが多いが、信用力で劣る独立系の製油所はつなぎ融資を提供する仲介業者を通じて原油を購入している。

地方政府系の商品商社である山東港口国際貿易集団、浙江物産集団、廈門建発などは、ロシア産原油を購入して保税倉庫に保管。製油所の求めに応じて原油を販売している。販売に際しては割増金と金利を請求するという。

ある独立系製油所の購買担当者は「国内の元建て取引のようになり、われわれにとっては安全だ。金融コストも軽減できる」と述べた。ただ、ロシア産原油が割安でも、追加の金融コストの方が高くつくケースも少なくないという。

仲介業者はドル建て決済でも同様のサービスを提供していたが、販売単位が以前よりも大きくなっているという。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。