[28日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領は28日、力による現状変更の試みを阻止するためにも、ロシアのウクライナ侵攻を成功させてはならないという認識を示した。
米韓同盟70周年に合わせて公式訪問した米国のハーバード大学で講演し、侵攻は国際法とウクライナの権利を侵害するものだと指摘。「こうした試みが決して成功に至らないことを証明し、将来のさらなる試みを阻止する必要がある」と強調した。
韓国がウクライナに軍事支援を行う可能性については「ウクライナの戦地で起きている状況を注視しており、国際規範と国際法を守るため適切な措置を講じる」とし、「さまざまな選択肢を検討している」と述べた。
尹大統領はこのほど行われたロイターとのインタビューで、ウクライナで民間人への大規模攻撃などが実施された場合、軍事支援に踏み切る可能性を示唆していた。
一方、今回の訪米では、北朝鮮の核の脅威が高まる中、米国の戦力で韓国の防衛を図る「拡大抑止」強化を盛り込んだ「ワシントン宣言」でバイデン大統領と合意した。
尹大統領はこれについて、北朝鮮を核保有国家として受け入れたとの見方を否定し、軍縮問題として核保有を扱うことに反対した。
また、ワシントン宣言は韓国に核不拡散条約の尊重と核兵器を保有しないことを求めているとし、「核兵器を開発することになれば、これまで守ってきた価値観の多くを放棄する必要がある」と語った。