<太陽光パネルが飲み込む自然環境。写真家・逸見祥希が提示する、再生可能エネルギー開発の現在地>

 幼少期に遊んだ公園や雑木林が、太陽光パネルに埋め尽くされた。写真家の逸見祥希は、故郷の無機質な景観を前にして、原風景を失った痛みと、再生可能エネルギー活用への理解との間で揺れた。

 これを機に逸見は、日本一の日照時間を生かした太陽光発電開発を進める山梨県北杜市に赴いた。上空から捉えたのは、大量の太陽光パネルと、自然や集落が隣り合う光景。写真集『光さす杜の声を聴く』(青幻舎刊)では、真上から撮った記録と審美性の高い風景の2種類の写真が並ぶ。

 逸見は大学院での研究のために、現地住民への聞き取り調査も行った。地球環境の保全という大義の下で進む開発だが、これらの人工物は、本当に環境に優しく持続可能なのか。逸見の写真を見た地元住民の反応はさまざまだが、写真を介することで、開発に対して異なる意見を持つ住民たちの間に対話が生まれた。

 研究者、記録者、表現者。複数の視点が生み出す逸見の写真は人々をつなぎ、再生可能エネルギー開発との共生を模索する対話の道を開く。

Photographs from "Listen to the voices of the shining forest" by Yoshiki Hemmi, published by Seigensha Art Publishing, Inc.

書名:『光さす杜の声を聴く』<br>
著者:逸見祥希<br>
アートディレクション:橋詰ひとみ<br>
言語:日英併記<br>
判型:A4変<br>
総頁:96頁<br>
製本:並製<br>
定価:4,950円(本体4,500円)<br>
ISBN:978-4-86152-980-1 C0072.jpg

書名:『光さす杜の声を聴く』

著者:逸見祥希

アートディレクション:橋詰ひとみ

言語:日英併記

判型:A4変

総頁:96頁

製本:並製

定価:4,950円(本体4,500円)

ISBN:978-4-86152-980-1 C0072

再生可能エネルギー
<写真1>*写真説明は2ページ目をご覧ください
再生可能エネルギー
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再生可能エネルギー
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再生可能エネルギー
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再生可能エネルギー
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 【連載20周年】 Newsweek日本版 写真で世界を伝える「Picture Power」

    2025年3月25日号 掲載

人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に安心な水にアクセスできる社会の実現へ
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【写真特集】太陽光パネルと自然が問う「共生」
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