[国連本部 19日 ロイター] - 米国のロバート・ウッド国連代理大使は19日、ロシアがウクライナで使用しているドローン(無人機)について、国連のグテレス事務総長が調査員をウクライナに派遣していないと批判、「ロシアの脅しに屈しているようだ」と述べた。
米国などは、ロシアがイラン製のドローンを使用していると主張しているが、ロシアはウクライナではイラン製ドローンは使用していないと反論、国連がウクライナ入りして調査する権限はないと指摘している。
イランは、ロシアにドローンを供与したことは認めたが、供与したのはロシアがウクライナに侵攻する前だと述べている。
英、仏、独、米、ウクライナは、イラン製ドローンのロシアへの供与は、2015年のイラン核合意に関する国連安保理決議に違反すると主張し、グテレス事務総長に調査員の派遣を求めている。
ウッド国連代理大使は安保理で「国連が今回報告された違反に関する通常の調査実施に動いていないことは遺憾だ。事務局はロシアの脅しに屈したとみられ、理事会が負託した調査を行っていない。われわれは失望している」と述べた。
グテレス事務総長は今月、入手可能な情報を調査しており、結果が判明すれば安保理に報告すると述べている。