[バルセロナ/ブリュッセル 24日 ロイター] - スペインのバルセロナで24日夜、反体制を掲げた抗議活動の一部参加者が市中心部で店舗を略奪、路上の公共設備に放火するなど暴徒化し、約100人が拘束された。抗議活動はソーシャルメディア(SNS)で呼びかけられ、多くの若者が参加していた。ベルギーの首都ブリュッセルでも同日、反政府デモ隊と警察が衝突するなど、各地で混乱が続いている。
現場となったバルセロナのカタルーニャ広場は観光客や地元の買い物客でにぎわう市内有数の人気スポットで、カタルーニャ自治州の当局によると周辺の14店舗が被害を受け、放火も30件以上あった。拘束された人の約4分の1は未成年だという。SNSに投稿された動画には、フードを被った黒ずくめの一群が店の窓ガラスを蹴破り商品を奪って逃走する様子が映っており、一部ではオンラインの視聴者が破壊・略奪行為をあおる場面もみられた。
今回のデモは、SNS上で「体制に反対する」運動への参加を呼びかける形で広まった。フランスで抗議活動を展開してきた学生たちを動員するために使われた「憤慨する高校生たち」というキャッチフレーズも掲げられていた。
若者を中心に数百人が抗議活動に参加したブリュッセルでは、警察に追われて転倒したデモ参加者を警察官が暴行する場面や、デモ隊が自転車や道路標識などを積み上げて火を放とうとする場面をロイター記者が目撃。別の場所では、警察が催涙ガスを使ったとの現地報道もあった。ただ、前の週に起きた衝突ほど大規模化せず、地元警察は大きな事件は発生しなかったと発表した。