[ロンドン 12日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が12日発表した10月の国内総生産(GDP)は前月比0.5%増加した。9月は英女王国葬に伴う祝日の影響で0.6%減少していた。
ロイターがまとめたエコノミストの予想は0.4%増だった。
ハント財務相は「一定の経済成長が示されたが、今後の道のりは厳しいと率直に言いたい。他の欧州諸国同様、新型コロナウイルスの余波、プーチンの戦争、国際ガス価格高騰の影響を免れない」と述べた。
8─10月のGDPは0.3%減と、2021年初め以来の大幅減。ロイターがまとめたエコノミストの予想は0.4%減だった。
会計事務所マザーズのチーフエコノミスト、ジョージ・ラガリアス氏は「10月はプラス成長だったが、英経済の下降軌道を変えるには、大幅な政策転換や国際情勢の変化が必要だろう」と指摘。
イングランド・ウェールズ勅許会計士協会(ICAEW)の経済ディレクター、スレン・シル氏は「過度な金融引き締めを実施すれば、企業・家計の財務見通しが悪化し、下振れが長引く恐れがある」と述べた。
10月のGDPは新型コロナウイルス流行前の水準を0.4%上回った。
最大の成長下押し要因は電気・ガスの消費。気象当局によると10月は観測史上7番目の暖かさだった。
「予想された減少は、最近のエネルギー価格上昇を受けた消費者行動の多少の変化を示唆する可能性がある」とONSは説明した。
新型コロナのワクチン接種増加は0.1%ポイントの成長押し上げ要因だった。