[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード副議長は14日、利上げペースを鈍化させることが近く適切になると述べた。
ブルームバーグとのインタビューで「利上げペースを鈍化させることが近いうちにおそらく適切になると思うが、本当に強調すべきことは、われわれにはさらにやるべきことがあるということだ」と語った。
13日のウォラー理事に続き、FRBが次回政策会合で利上げペースの減速を検討する可能性があることを示唆した格好。
パウエルFRB議長はこれまでに、今年に入ってからの急速な利上げが経済に及ぼす影響を見極める時間を確保するため、FRBの次の動きの幅は小さくなる可能性があると示唆。ブレイナード副議長もこれに同調し「一段と慎重で、データに依存するペースに移行することは理にかなっている」と述べた。
また、連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の最終到達点(ターミナルレート)のほか、どの程度の期間金利を最終到達点にとどめる必要があるかなどを巡り、健全な討議が行われていると語った。
米労働省が10日発表した10月の消費者物価指数(CPI)の前年比伸び率が減速し、市場予想も下回ったことについては「心強い」と評価。これまでのところ、経済指標はFRBの積極利上げにもかかわらず、特に雇用が依然として好調であることを示し続けているとも述べた。
ブレイナード副議長やウォラー理事らは、FRBがインフレを制御できていると判断するには、物価上昇ペースが継続的に鈍化する必要があることで一致。家賃など、物価の主要部分が「年明け後しばらく」ピークを迎えない可能性を指摘している。
暗号資産(仮想通貨)市場における直近の下落については、暗号資産には従来の金融商品と同様に規制が必要なことを示していると指摘。「個人投資家が被った損失を懸念している」とし、暗号資産には強力な規制が必要との考えを改めて示した。