[ワシントン 11日 ロイター] - 米ミシガン大学が11日発表した11月の消費者信頼感指数(速報値)は54.7と、前月の59.9から低下した。インフレ懸念と借り入れコストの上昇が重しになり、予想の59.5も下回った。
8.7%低下したことで、6月に過去最低水準を付けた後の上昇分の約半分が帳消しになった。指数の低下にはガソリン価格の上昇も寄与した。
現況指数は57.8と、前月の65.6から低下。予想の64.0も下回った。
期待指数は52.7と、前月の56.2から低下。予想は56.0だった。
1年先のインフレ期待は5.1%と、前月の5.0%から上昇。5年先のインフレ期待は3.0%と、前月の2.9%から上昇した。
前日発表の10月の米消費者物価指数(CPI、季節調整済み)の伸びが鈍化し、物価上昇圧力が低下する兆しが見られたものの、ミシガン大の調査でインフレ期待が上昇したことで、インフレが高止まりする恐れがあることが示された。
LPLファイナンシャル(ノースカロライナ州)のチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は「連邦準備理事会(FRB)は利上げペースの鈍化を示唆しており、今回のミシガン大の調査で流れが変わることはない」としながらも、「インフレ期待が今年上半期のような高水準になれば、見解の変化につながる可能性もある」と述べた。