食物アレルギーのある人は世界中で増えている。ただし、なぜ特定の食べ物に免疫システムが過剰反応するのかは解明されていない。疑われる原因は、抗生物質からビタミンDの不足、環境が清潔になり過ぎたという「衛生仮説」までさまざま。

はっきり分かっているのは、わずかなアレルギー誘発物質でも深刻な反応が起き得ること、アナフィラキシー(短時間で全身に出る重いアレルギー反応)の有効な治療法はエピネフリン投与のみであること、偶然のアレルギー誘発物質摂取を避けるには教育が重要であることだ。アメリカの状況を見ると――。

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アレルギーの子が苦しむのは家族にとっても辛い(写真はイメージ)South_agency-iStock

40%

子供の食物アレルギー患者のうち、複数の食品にアレルギーのある子供の割合。

250億ドル

食物アレルギーの子供の世話にかかる年間費用の合計額。

3分に1人

食物アレルギー反応を起こした人が緊急治療室に運ばれている頻度。

1/4万4000粒

これほど微小なピーナツのかけらでも、重いアレルギーのある人は反応を起こす。

アレルギーが原因のいじめ