[フランクフルト 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は17日、ロシア産天然ガスへの依存脱却で長期的にインフレが進行する可能性が高いとの見方を示した。
欧州連合(EU)は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、グリーン移行を加速することで合意。再生可能エネルギーへの投資が増えることになる。
金融会議で講演した専務理事は、ウクライナ紛争が当面インフレの主因になるとみられるが、紛争が終結しても物価は上昇する可能性が高いと予想。グリーン移行で多額の投資ニーズが発生し、長期にわたって需要への正のショックが起きるとの見方を示した。
「こうしたエネルギー価格上昇の間接的な影響は、長期的に基調インフレの上昇圧力の原因になり得る」とし、「政策当局が無視できる一度限りのショック要因ではない」と述べた。
長期的なグリーン移行は古典的な需要主導型のインフレシナリオだとした上で、ECBにはインフレを抑制する手段があるとの認識を示した。