[ソウル 10日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、米国とその同盟国の軍事行動に関する情報をリアルタイムで収集するため、今後数年、多数の偵察衛星を打ち上げると語った。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が10日に報じた。
KCNAによると、金氏は北朝鮮の国家宇宙開発局を視察した際、昨年公表した5カ年計画の期間中に「多くの」軍事偵察衛星が太陽同期軌道に投入されると述べた。
北朝鮮は偵察衛星の打ち上げを準備しているとみられる。こうした動きは、禁止されている弾道ミサイル技術を利用するため、北朝鮮の兵器実験同様に議論を呼ぶ可能性があると専門家は指摘する。
北朝鮮は2月27日と3月5日に衛星システムの2つのテストを実施したとしている。韓国、日本、および米国は弾道ミサイルの発射実験でもあると指摘している。
北朝鮮のミサイル発射は国際的な非難を呼び、米国のインド太平洋軍(INDOPACOM)は10日、北朝鮮のミサイル実験が「大幅に増加」したとして、黄海で情報収集や偵察活動を強化したと明らかにした。
金氏は衛星活動について、情報収集だけでなく、北朝鮮の主権と国益を守り、正当な自衛権を行使し、国威発揚のためだと説明したとKCNAは伝えている。