中国は世界最大の炭素排出国だが、2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量をピークアウトさせ、60年までに(CO2の排出と吸収を均衡させる)カーボン・ニュートラルを達成する構えだ。

そのために再生可能エネルギーに巨額を投じ、今後5年間でエネルギー消費量に占める非化石燃料の割合を25%にすることを目指している。

水力発電は両刃の剣

昨年のクリーンエネルギー投資額は6兆8000億元(約146兆円)と23年の6兆3000億元(約136兆円)をわずかに上回った。

国際水力発電協会によると、中国は引き続き世界の水力発電開発をリードしており、昨年の世界の新規水力発電能力の60%近くを占めている。

だが、クリーンエネルギープロジェクトは地域の環境に良いとは限らない。

10年時点で既に、香港を拠点とする環境NPOが、水力発電は「両刃の剣」で、排出量を削減する一方、ダム建設は動物や魚や鳥にとって深刻な脅威で、地元住民の強制移住にもつながると指摘している。

三峡の教訓が示す危うさ
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