イスタンブール・ブリッジはリベリア船籍のコンテナ船で、積載能力は約4,900TEU(20フィートコンテナ換算)。シーレジェンド社(中国系海運企業)が海捷航運(ハイジエ・シッピング)と提携して運航を担う。現地時間9月22日に寧波舟山港を出発し、最終目的地はイギリスのフェリクストウ港となっている。

「北極航路を選んだ最大の理由は、所要時間の短さ。これによりサプライチェーン全体に大きな恩恵がある」と、再生可能エネルギー関連機器を手がけるシグエナジー社で物流を担当する周初静氏は環球時報の取材に語っている。

また中国の専門家は、紅海のような混雑や地政学的リスクのある海域を回避できる点でも、このルートの強みだと強調する。

北極海の融解によって、同地域の地政学的バランスが変化しているとの指摘もある。

「20年前は完全に凍っていたが、いまや溶けて新たな可能性が開かれている。だから関心が高まっている」と、ワシントンに拠点を置くシンクタンク「アークティック・インスティテュート」創設者のマルテ・フンペルトは環境・エネルギー政策の専門メディア、E&Eニュースに語っている。

北極圏には属さないが
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