イランの核開発問題を巡る国連の対イラン制裁が米東部時間27日午後8時(日本時間28日午前9時)に再発動した。これにより、イランの核開発をいかに抑制し、監視するかに関する西側諸国の取り組みは振り出しに戻った、と複数の外交官や専門家らは指摘している。

英国、フランス、ドイツの欧州3カ国(E3)は、2015年の核合意で解除された制裁を復活させる「スナップバック」手続きを始めた際に、6月に米国とイスラエルが空爆した核施設への国際原子力機関(IAEA)の早急な査察を受け入れ、米国と核問題で再び協議するべきだというE3の要求にイラン側が屈すると期待していた。

 

ところがニューヨークの国連総会におけるぎりぎりの協議を続けても、E3によるとイランは制裁復活阻止に向けてほとんど歩み寄らなかったという。

イランのある強硬派の国会議員は「スナップバック手続きは西側にとって最後の弾丸で、一度引き金を引いてしまえば弾はなくなる。彼らにはもういかなる交渉の武器も残されない」と言い切った。

失った切り札

西側諸国の複数の外交官は、米国とE3はまだ国連制裁やそのほかの制裁を解除する手段があると反論する。ただ解除には相当骨の折れる過程を経る必要があり、E3が最近求めてきたようなイランの迅速な譲歩を引き出せる公算は乏しい。

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主要施設を爆撃するという『切り札』