[オスロ 19日 ロイター] - ノルウェー中央銀行は19日、政策金利を予想通り過去最低のゼロ%に据え置いた。その上で、新型コロナウイルス流行から経済が回復するのに伴い、9月に利上げする可能性が高いと改めて表明した。
オルセン中銀総裁は声明で「見通しとリスクバランスに関する理事会の現在の判断に基づけば、政策金利は9月に引き上げられる可能性が最も高い」と表明した。
予定通り9月に利上げすのれば、G10諸国では、新型コロナの流行後、初の利上げとなる。ニュージーランド中銀は18日、新型コロナ感染確認を受けて利上げを見送った。
ノルウェーでは行動制限の大半が解除されたことを受けて過去数週間で感染者が増えているが、政府は残る規制を来月解除する方針を示している。
中銀は「ワクチン接種率が高ければ新型コロナ関連の制限は必要性が低下する。しかし新たな変異株により規制が強化される可能性も否定できない」と指摘した。
0818GMT(日本時間午後5時18分)現在、通貨クローネは1ユーロ=10.50クローネと政策発表前の10.46クローネから下落した。
次回の政策決定は9月23日。最新の経済見通しも公表される。
前回6月の決定会合では2022年の成長率予想を3.4%から4.1%に引き上げた。向こう1年間で4回の利上げを行い、政策金利は22年半ばに1.0%へ達すると予想していた。
今回の会合では、経済の動向は6月の予想とおおむね一致しているとの認識を示した。
コアインフレ率は1.1%へ低下し、中銀の目標である2.0%を大きく下回っているが、経済活動が活発化するにつれて上昇が加速すると予想した。