「野党の政策との共通点に注目」と専門家
野党との連携の見通しや組み合わせによる経済政策への影響について専門家はどうみているのか。
SMBC日興証券シニアエコノミストの宮前耕也氏は「今回の総裁選は1年前とは大きく意味合いが異なる。衆参ともに少数与党となり、野党の協力なしには予算案や法案が一つも通らない状況だからだ。総裁選でも各候補の政策がどの野党の政策と共通しているのかが注目される」とみる。
高市氏や小林氏が総裁になった場合、「積極財政路線で国民民主党との連携に向けて調整する余地があるように思われる。市場が財政拡張路線と見れば長期金利が上がり、株も短期的には上昇トレンドになるだろう」と指摘。ただ、「金利が急騰すれば財政懸念から株も下落に転じる可能性がある」とも話す。
小泉氏だった場合は「維新との連立も見えてくる。政権が安定すれば市場はポジティブに捉えるだろう」とする一方、「政策的に財政健全化と規制改革のどちらに注力するのかは見通せない。株の反応は現時点では不透明だ」と語る。
林氏は「維新、国民民主に加えて立憲民主党とも話ができるので、政権は安定しそうだ。政策的には石破政権の路線をある程度引き継ぐと思われるので、どちらかと言えば財政健全化路線を進めるのではないか」とし、茂木氏の場合は「維新と国民民主の両方を連立交渉相手に名指ししている。討論会で掲げる主張などがどちらの党により近いか注目したい」と述べた。
(鬼原民幸、竹本能文 編集:橋本浩)
[ロイター]

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