一定の状態を保つことは、リーダーとして成功するためにも重要だとウェブスターは考えている。

「(リーダーという)天気が不安定だと、その組織はうまくいかない。ある日は太陽がまぶしく照っていたのに、次の日には黒雲が空を覆っていては困る」

ウェブスターが思うに、目指すべき目標とそれぞれのメンバーの権限と責任を明確にすることも重要だ。「メンバーが『どうすべきか分からない』と感じる状況では、成功することは難しい。それは失敗への道にほかならない」

ウェブスターがCEOに就任したのは2020年12月。それまでは30年以上にわたってメディア業界に身を置き、米タイム社の上級副社長や英ガーディアン社のアメリカ・オーストラリア部門のCEOなどを歴任した。

ソウルサイクルに移った後も、ある意味で「ストーリーテリング」のビジネスを続けてきたと言えるだろう。ソウルサイクルの利用者にとって、ジムでの45分間は、コンサートやスピリチュアルな体験に通じるものがあるのだ。

アキン・アクマンやアンジェラ・マニュエルデービスといった元インストラクターたちは、ソウルサイクル時代に大勢のファンとセレブの顧客を獲得し、その後、独立して自身のフィットネス事業を成功させている。

いまソウルサイクルのインストラクター採用に当たっては、このようにカリスマ性があり、「新世代のメガスター」になり得る人材を選んでいるとのことだ。

逆境で試されるリーダー力
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