[チューリヒ 29日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は、29日付の国内紙Schweiz amWochenendeとのインタビューで、中銀は世界経済の回復を引き続き慎重ながら楽観しており、国内のインフレリスクは小さいとの見方を示した。
総裁は「最近までインフレ率はマイナスだった」と指摘。「今はプラス圏に戻っている。中銀は適度なインフレを予想している」と述べた。
経済は過熱状態にはなく、金融政策は「適切だ」との考えを改めて示した。
「通貨高もインフレを抑制する。フランは依然高く評価されている」と指摘した。
中銀は2015年以降、スイスフラン高抑制に向け商業銀行の翌日物預金にマイナス0.75%の金利を適用し、為替市場に介入している。
総裁は、いずれマイナス金利の段階から脱却することを望んでいるが、現時点で現行の政策は必要だと述べた。
現在の環境ではマイナス金利がなければ、フランは大幅に上昇し、失業率の悪化やマイナスのインフレ率をもたらし、経済に大きな打撃を与えるとの見方を示した。