さらに気になるのは量と種類の縮小だ。新作ドラマの本数は22年には141作だったが、昨年は107作。その打撃を受けているのは、もっぱら新進の若手クリエーターだ。大予算プロジェクトに投資するネットフリックスの傾向は、業界の大御所に幸いしている。

経済的圧力にさらされる放送局は、より小規模な作品への支援を縮小している。かつて新人の監督や脚本家のスタート地点として、重要な役割を担っていた分野だ。その結果、次世代の才能にとって厳しい環境になり、業界全体の未来が脅かされている。

韓国に国際的存在感と記録的投資をもたらしたネットフリックスは、同時に長年の構造を破壊している。急速に変化する視聴者や市場の在り方に、業界は後れを取っている。

こうした変化は不可逆だ。もはや問題は適応すべきかどうかではなく、どう適応するかだ。破壊をうまく乗り切るだけでなく、制作・配給体制を積極的に改革する意思と能力に、韓国のコンテンツ業界の未来が懸かっている。

From thediplomat.com

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