ヤルンツァンポ川下流域の国からは懸念

推定1680億ドルの建設費が投じられるメトクダム。その起工式は7月18日、メトク県のヤルンツァンポ川南部流域で執り行われた。

オープンソース・インテリジェンス(オシント)の専門家の一人として知られるダミアン・サイモンは、中国国営メディアのCCTVの映像から建設現場を特定したと、22日にX(旧ツイッター)に投稿した。

中国のナンバー2、李強(リー・チアン)首相も起工式に出席。中国国営メディアによると、メトクダムプロジェクトを「世紀のプロジェクト」と称賛し、生態系への悪影響を防ぐ措置を講じる必要性を強調したという。

しかし、ヤルンツァンポ川下流域の国々にとって、メトクダムは決して小さな問題ではない。 ヤルンツァンポ川は、インドに入るとブラマプトラ川と名前を変え、さらにバングラデシュではジャムナ川となり、数千万の人々にとって重要な淡水資源なのだ。

そのため、インドやバングラデシュは、メトクダムが下流の水流、漁業、洪水リスクに影響を与えるかもしれないと懸念を表明している。

インドは、協議なく河川の流れが変えられた場合、河川流域の住民の生計や安定性に重大な脅威を与えかねないと強く主張している。

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