さらに、物の見え方は思い込みにも左右される。2014年にミズーリ大学の研究者が行った実験では、参加者の77%が「横縞を着た人は縦縞を着た人より幅広に見える」と回答。従来とは逆の研究結果だ。

参加者の一部に聞き取り調査を行ったところ、大多数が「縞は太って見えるといわれているから」と答えた。「縦縞は痩せて見えるが、横縞は太って見えると聞いた」と答えた参加者もいた。

こうした先入観が実際の見え方に影響したのではないかと、研究者は結論付けた。実際、先入観が知覚を変えることは、心理学の多くの研究で証明されている。

おしゃれは人それぞれだから、好きな物を着ればいい。でも、もしもボーダー柄を全脂肪の牛乳みたいに敬遠しているのなら、その必要は全くない(全脂肪の牛乳だって、飲みすぎなければ問題ない)。

©2025 The Slate Group

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 戦争インフレ
2026年4月28号(4月21日発売)は「戦争インフレ」特集。

ホルムズ海峡封鎖でガソリン・日用品が高騰。世界経済への悪影響と「出口」を読み解く

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます