英シンクタンク「王立統合軍事研究所(RUSI)」のエミリー・フェリス上級研究員は、通常プーチンに最後通告や期限は効き目がないとつけ加えた。

トランプはヨーロッパで第2次世界大戦以来最大の地上戦であるウクライナとロシアの戦争を終わらせると公約し、ロシアに新たな制裁や関税を導入すると脅しをかけてきたが、今もその実行にはあまり乗り気ではないように見える。

プーチンは「トランプがロシアにさらなる負担を課すことに消極的なのを知っている」と、フォアマンは指摘する。フェリスも、プーチンはこの2週間の期限が過ぎた後にトランプ政権が制裁によってロシアを罰する方向に動くかどうかを試している可能性が高いとの見方を示した。

またフォアマンは、トランプ政権は明らかにこの戦争から距離を置こうとしており、その証拠に、ロシアがウクライナに対して激しい空爆を行うなか、ウクライナに対する軍事支援を削減しようとしていると述べた。

ピート・ヘグセス米国防長官は6月10日、来年度のウクライナ支援予算は「削減」されるだろうと議会で述べた。具体的にどのような削減を行うのかについては言及しなかった。ウクライナの当局者は本誌に対し、支援の削減はウクライナ国民の命を奪い、プーチンを利することになると述べた。

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仲介放棄の脅しも続く
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