サバンナはまた、アルファに来て、前向きに取り組む力も身に付けることができたと感じていると語った。

「何かをやろうとするときに、ガイドは決して『無理だ』とは言わない」と彼女は言う。だからこの学校にいると、できないことはないという考え方が身に付くのだそうだ。

「初日から、夢中になれることなら何でもやれる環境だった。おかげでモチベーションが身に付いた」

アルファの教育モデルが短期的にではあるが成果を上げていることから、これを全米の公立学校の学区で教育の在り方を見直す議論のきっかけにすべきだとの声も専門家の間からは聞かれる。

「基礎教育の再構成や効率的な進め方について参考にすべきだ」と、シアトルに本拠を置く公共教育改革センターのロビン・レイク所長は言う。

公立学校の学区の多くは、教師の時間の使い方に厳しい目を向けるべきだし、学習ツールとしての電子機器を場当たり的でなくもっと効果的に活用する方法を考えるべきだとレイクは言う。

「(従来のやり方に)疑問を持って、違う視点から考えなければならない。多くの公立学校は予算不足で、成果も十分に上がっていない」とレイクは本誌に語った。

「他のやり方を探さなければならないはずだ」

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