ドナルド・トランプ米大統領は、中国に対して125%の関税を課した。さらにフェンタニル取引への関与を理由に追加で20%の関税を上乗せし、その他既存の関税措置に加えて制裁を強化した。また、中国政府を国際貿易体制における濫用的なプレイヤーだと非難している。

これに対し中国は、アメリカ製品に125%の関税を課した。加えて、重要鉱物の輸出を制限し、米国企業の一部を「信頼できない企業リスト」に追加するなど、貿易面での対抗措置を講じた。

米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカによると、中国政府はハイテク製品の製造に不可欠な複数の鉱物に対して輸出管理措置を発表したという。

輸出管理措置の対象となった鉱物には、タングステン、テルル、ビスマス、モリブデン、インジウムが含まれおり、はいずれもアメリカ地質調査所(USGS)によって「重要鉱物」に分類されている。米国の経済や国家安全保障にとって不可欠な鉱物であり、サプライチェーンの混乱が予想される。

トランプは、中国とは貿易に関して協議中であると述べ、「最終的には貿易合意に至ると信じている」と語っているが、中国側はアメリカとの協議の存在自体を否定している。

強弁するも影響は避けられない
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