そのため脂肪がどんどんたまっていき、脂肪肝や肥満が加速していく「悪化の流れ」を止められなくなってしまうわけだ。

炭水化物の「量減らす」より大切なこと

ポイント⑦ト:糖質摂取を控えめにする

最後は糖質の摂り方だが、「糖質制限」や「糖質ゼロダイエット」などのように厳しい制限をする必要はなし。むしろ、糖質をまったく摂らないのは逆効果だと考えるべきだという。糖質摂取をゼロにしてしまうと、体がエネルギー不足になって逆に脂肪をため込もうとするモードになってしまうからだ。

では、脂肪肝や肥満を解消するには、どういう糖質の摂り方をすればいいのだろうか。


これは、主食のごはんやパンを1〜2割減らす程度の意識づけがベストです。ごはん茶碗1膳であれば、一口分か二口分減らすくらいの意識づけでも構いません。とにかく、そんなにたくさん減らそうとせずに、「いつも食べている量をちょっとだけ減らす」ことを心がけてください。(121ページより)

また、「もっと効果を高めたい」という場合は、量を減らすのではなく、主食の素材を見なおすのもいいようだ。同じ主食の炭水化物でも「精白されたもの」よりも「精白されていないもの」のほうが食物繊維を多く含んでいて血糖値を上げにくい。

ごはんであれば玄米や5分づき米、雑穀米、胚芽米など。パンならライ麦パンや全粒粉パンのほうがいいということだ。


そして、主食のごはんやパンを1〜2割減らしたなら、その代わりにたんぱく質を積極的に食べるようにしてください。とりわけ、肉、魚、卵、乳製品などの動物性たんぱく質を多めに摂ることをおすすめします。(123ページより)

1日3食。必ず1品は肉、魚、卵などのたんぱく質をつけるように心がける──。そういう食事が普通になれば、脂肪肝や肥満、糖尿病になる人はかなり減るだろうと著者は考えているという。

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※当記事は「東洋経済オンライン」からの転載記事です。元記事はこちら
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