<古代戦士は戦闘前使っていた興奮剤は想定よりもはるかに刺激の強いものだった──>

古代ローマ時代に蛮族(バーバリアン)と呼ばれたゲルマン系やケルト系の戦士たちは、戦闘力を高めるために興奮剤を使用していた可能性がある。

ドイツの学術誌「Praehistorische Zeitschrift」で発表されたこの研究では、スカンディナビアやドイツ、ポーランドなどの湿地や墓地で発見された小さなスプーン形の物体を調査。戦士たちのベルトに取り付けられ、興奮剤を分け合う際に使った可能性があるという。

ケシやホップ、麻といった覚醒作用を持つ多くの物質を入手できたことが推測でき、アルコールに溶かして液体にするか、粉末状で摂取していたとみられる。

古代ギリシャやローマにおいて薬物が普及していたことを示す証拠は多々あるが、蛮族が使うのはアルコールくらいだと思われていた。実際には、はるかに刺激の強い景気付けをして戦いに臨んでいたようだ。

<参考文献>

Jarosz-Wilkołazka, Anna, Kokowski, Andrzej and Rysiak, Anna. "In a narcotic trance, or stimulants in Germanic communities of the Roman period" Praehistorische Zeitschrift, 2024. https://doi.org/10.1515/pz-2024-2017

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