一部には、弾薬に火が付いて爆発が大きくなったとの憶測もある。軍事アナリストのヤン・マトヴェーエフ(Yan Matveyev)は「弾薬の廃棄中、あるいは採掘を利用した破壊工作」に関連して爆発が起きた可能性があるとアゲンツトヴァに語った。

爆発の原因は依然として不明だが、マトヴェーエフは無人機が使われた可能性も否定しなかった。ただし映像の中の爆発は、通常ドローンが使われた場合の爆発とは一致しないといい、「普通であれば、ドローンが飛来して火災が発生し、続いて弾薬が爆発する。だが今回は火災がなかった。

しかし、もし弾薬が路上にあった場合、すぐに爆発した可能性もある」とマトヴェーエフは言う。

セベロモルスクの街はウクライナとの国境から1900キロの距離にある。

ロシアの北極圏海軍基地が攻撃されて間もなく、ロシアもウクライナの首都に向けてミサイルを連続発射し、弾道ミサイル5発とロシアの無人機40機が撃墜された。

偽情報対策センター所長の見解は?

ウクライナ偽情報対策センターのアンドリー・コバレンコ所長(Andriy Kovalenko)は、今回の爆発場所の重要性についてテレグラムにこう書き込んだ。

「ムルマンスクにあるロシア連邦北方艦隊の基地近くで爆発。この基地は、北極海航路と北極海へのアクセスを制御する能力をロシア連邦に与え、水上艦と原子力潜水艦の両方を支えている」

「ムルマンスクには司令部、弾薬庫、修理ドック、艦隊司令部がある。ジルコンミサイル(Zircon missiles)などのテストもここで行われる。ムルマンスクからウクライナまでの直線距離は約2000キロ。北方艦隊の艦船は、ロシアが戦争中にウクライナ領内で発射したカリブルミサイル(Kalibr missiles)を運搬している。ロシア連邦の北方艦隊は偵察活動も行い、北極圏を視野にNATO軍に対抗している」

ウクライナが北極圏海軍基地に対する攻撃に使った兵器によっては、特にもし長距離兵器だった場合、戦争の進展をエスカレートさせる可能性もある。

(翻訳:鈴木聖子)

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