ハマスは消滅したわけではないが、幹部のほとんどは殺され、軍事部門は大打撃を受けている。ガザ住民の支持も失いつつあるようだ。世論調査や報道によると(その真偽は不明だが)、パレスチナ人の過半数が、昨年の奇襲は間違いだったと考えているという。自分たちを容赦ない戦争と、著しい苦難に引きずり込んだシンワールの死に、安堵している住民もいるとされる。

その一方でイスラエルはここ数週間、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部を次々と殺害。現在は首都ベイルートを含めレバノン全土に点在するヒズボラの武器貯蔵施設や司令部をつぶす段階に入っており、一般市民120万人(人口の5分の1だ)が避難を余儀なくされている。

ヒズボラは、イスラエルと対立するイランの代理勢力であり、かねてからレバノン南部からイスラエルに向けてロケット弾を撃ち込んでいた。

ネタニヤフとヨアブ・ガラント国防相は、レバノンでの「仕事」は終わっていないと強硬な姿勢を崩していない。レバノンの人々がヒズボラを追放しないなら、第2のガザにしてやるとさえ言っている。

庶民に愛されるヒズボラ

とんでもない話だ。まず、レバノンは主権国家であり、イスラエルの占領地ではない。ベイルートは「中東のパリ」と呼ばれた美しい街だった。

第2に、イスラエルは1980年代にパレスチナ・ゲリラの拠点があったレバノンに侵攻し、18年にもわたり南部に進駐したが、2000年に撤退した経緯がある。

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