VPNという「抜け道」で失敗した前例も
他の国で行われた年齢制限導入の試みはVPN(仮想私設網)によって阻まれている。専門家によると、VPNを使えばユーザーは位置情報や個人情報を隠し、年齢制限を回避することができる。
フランスが2022年に実施した年齢確認の試験的導入では利用を15歳以上に制限する予定だった。しかしこのプロジェクトに関わったエコール・ポリテクニークのオリヴィエ・ブラジー氏によると、国内の10代のほぼ半数がVPNを利用できたことが判明した。
VPN事業者によると、年齢制限が導入されると顧客が急増する傾向がある。2021年にユーチューブが年齢制限を設けたコンテンツの閲覧にユーザーの本人確認を要求し始めた直後、制限回避のソフトウエアが大量にダウンロードされたという指摘もある。
シドニーの高校生エニー・ラムさん(16)はVPNを使って学校のWi-Fiの接続制限を回避し、ニュース記事の閲覧など学校の課題に必要な調べものをしている。「SNSの使い過ぎが良くないことは分かっているし、なんとかしようとはしている。でも、禁止しても意味ないと思う」と、規制強化の効果に懐疑的だ。
[ロイター]

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