<携帯式地対空ミサイルシステム「FIM-92スティンガー」でイラン製の自爆無人機「シャヘド」を撃墜。その様子を記録した映像がウクライナ国防省によって公開された>

ウクライナ軍が公開した動画によると、同軍はロシアの操作するイラン製の自爆無人機「シャヘド」3機を撃墜した。

【動画】次々墜落...ウクライナ兵が「FIM-92スティンガー」でシャヘド3機を撃墜する劇的瞬間

ウクライナ国防省が10月11日にX(旧ツイッター)に投稿したこの動画には、複数の無人航空機(UAV)が、携帯式地対空ミサイルシステム(MANPADS)「FIM-92スティンガー」で標的にされた後、地面に墜落しているとみられる様子が映されている。FIM-92スティンガーはアメリカ製で赤外線誘導式だ。

本誌はロシア国防省とウクライナ国防省に電子メールでコメントを求めている。

イランが開発したシャヘド無人機は比較的コストの低いUAVで、爆発物を搭載して標的に突っ込むように設計されている。ウクライナの標的を攻撃する手段としてロシアがしばしば使用している。

「ロシアの攻撃作戦における(シャヘド無人機の)主な役割は、ウクライナの防空用迎撃ミサイルや探知システムの備蓄を消耗させることにある。つまり、巡航ミサイルによる攻撃に先立って、これを撃退しようとするウクライナ側の防空レーダーを暴くために使われてきたということだ」

英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のリサーチフェロー、シッダールト・カウシャルは本誌に対してそう述べた。

「最近の(シャヘド無人機の)損失率に関して最も重要なのは高確率で迎撃されていることではなく──ロシアはそれを想定している──むしろ携帯式防空・地対空ミサイルなどのシステムによって攻撃されているということだ。これはつまり、ウクライナが低コストな兵器でそうした無人機を撃墜できるようになってきたということ、巡航ミサイルや弾道ミサイルなどを標的にする高価な地対空システムを温存できるようになったことを意味する」

ウクライナは11日、ロシアのUAVを24時間のうちに70機破壊したと述べた。

シャヘド無人機400機を保管した基地を攻撃
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