雷の電圧は約1億ボルトとも言われています。海の中で感電すると、衝撃で気を失って落水する恐れがあります。砂浜にいても落雷に遭遇することもあります。

雷が鳴ったら、すぐに海から上がり、鉄筋コンクリートや避雷針のある建物内に避難することが重要です。適切な建物がない場合は自動車に避難します。万が一、落雷しても電気は車体を通じて地面に逃げるので、車内の金属部分にさえ触れていなければ比較的安全です。

開けた場所で近くに逃げ場がない場合は、最後の手段として「雷しゃがみ(Lightning Crouch)」が推奨されます。これはアメリカの雷の多い地区で行楽前に習う姿勢で、①地面にしゃがむ、②頭を下げて、できるだけ低い姿勢になる、③両耳をしっかりとふさぐ、④両足の踵を合わせて爪先で立つ、ことがポイントです。

両足の踵を合わせる理由は、雷の電気が足から進入しても反対の足から地面に逃し、上半身まで流れないようにするためです。爪先で立つ理由は、接地面を可能な限り小さくするためです。姿勢を低くすることは大切ですが、腹ばいになってしまうと接地面積が大きくなるので、地面から感電する恐れがあります。

ここまで挙げたもの以外にも、マリンレジャーでは強い日差しや熱中症、台風直後の高波など、気をつけることは多数あります。コロナの状況にも気を配りながら、楽しい夏の思い出を作りたいですね。

ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます