[リュブリャナ(スロベニア) 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の理事会メンバーであるスロベニア銀行(中央銀行)のバスレ総裁は、貿易を制限する各国の動きがユーロ圏最大のリスクとの考えを示した。
9日付のスロベニア紙デロのインタビューで、「世界の大国間で貿易を制限する傾向がある。これは第二次世界大戦以降使用されてこなかったものだ。それがスロベニアやユーロ圏にとって最大のリスクだ」と述べた。
また「こうした環境で、ブレグジット(英国の欧州連合離脱)が事態をさらに悪くし、投資面でマイナスの影響が見られる。現時点ではほとんどが英国に限られているが、合意なきブレグジットとなれば、直ちに世界に広がる恐れがある」と指摘した。
ユーロ圏の経済サイクルについては、下向きに転じたとし、転換のスピードや大きさがどの程度になるかは答えられないとした。
この他、銀行預金保護に向けたユーロ圏統一の仕組みが必要だと主張。域内の銀行統合は銀行セクターの機能改善につながるとの見解も示した。