[東京 1日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)<8306.T>は1日、傘下の三菱UFJ銀行が独DVBバンクから航空機ファイナンス関連事業を買収することで合意したと発表した。貸出債権56億ユーロ(約7163億円)とその他事業基盤を譲り受ける。年内に譲渡を完了させる。採算性の高い航空機ファイナンス事業を強化し、同分野で世界トップグループ入りを目指す。
DVB銀行が実施していた入札を通過した。買収価格は公表していないが、7000億円を若干上回る水準だという。2010年にRBSからプロジェクトファイナンス事業を約5000億円で買収したケースを超え、過去最大規模の事業買収となる。
ファイナンス事業を三菱UFJ銀が譲り受け、その他の航空機の資産管理事業などはMUFGの持ち分法適用会社である東銀リースが引き受ける。
三菱UFJはここ数年、航空機ファイナス事業を強化しており、現在の貸出残高は約7000億円。今回買収した事業部門は顧客基盤も広く、三菱UFJは貸出資産も倍増させることができ、同事業で世界トップグループ入りを目指す。
航空機ファイナンスは、プロジェクトファイナンスと同様に通常の貸出と比べて収益性が高く、セカンダリー市場に出した時にも投資家が付きやすいという。三菱UFJは、バランスシートの抑制に取り組んでおり、今後は、投資家向け販売も一段と積極化させる。
(布施太郎)