[シドニー 1日 ロイター] - 不動産コンサルタント会社コアロジックによると、オーストラリアの住宅価格指数は2月に前月比0.7%低下と、前月の1%から低下幅が若干縮小した。販売成立率の上昇が市況改善につながった。

前年同月からは6.3%低下した。

厳しい融資条件を背景に住宅価格の下落は長期化しており、同指数は過去16カ月中14カ月で低下し、それまで2年余りの上昇分を打ち消した。

2月は主要都市の住宅価格が前月比で0.9%低下と、前月の1.2%低下から改善。

ここ数週間で、これまで値下がりが大きかったシドニーとメルボルンなどを中心に、販売成立率が上昇している。シドニーとメルボルンの価格は1%下落したが、1月からは下落幅が縮小した。

コアロジックの調査部門を率いるティム・ローレス氏は「下落率が若干改善したが、住宅市場の低迷はこれまでよりも広範になっており、底を打つ兆しはまだない」と指摘した。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は住宅価格の一段の下落は家計の貯蓄や支出を阻害する可能性があると懸念している。

豪国内の住宅在庫の総価値は6兆8000億豪ドル(4兆8300億米ドル)と、国内総生産(GDP)の4倍近くに上っている。

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